2023年インフルエンザ予防接種について
～インフルエンザ予防接種の予約を受付中です～
※今年は全体的なワクチン流通量は例年よりも多くなる見込みですが、
どの時期にどの程度の量のワクチンが納入されるかは未定です。
接種ご希望の方は早めの予約をお願いいたします。
・完全予約制です。
・接種費用は3,800円となります。
（お住いの市町村によっては助成金があります。）
・接種期間は10月初旬～12月中旬を予定しております。
《申し込み書・保護者同意書のダウンロードはこちらから》
今シーズンのインフルエンザ予防接種について（日本感染症学会からの提言）
新型コロナウイルス感染症（COVID-19)は第9波はピークアウトしていますが、今後も流行を繰り返すことが予想されます。一方、インフルエンザについては、国内でCOVID-19の流行が始まった2020年2月以降、患者報告数は急速に減少し、2020-2021年シーズンおよび2021-2022年シーズンはウイルス検出の報告はほとんど見られませんでした。COVID-19対策として普及した、手指衛生やマスク着用、３密回避、人の移動制限などの感染予防対策が、インフルの感染予防にも効果があったためと考えられます。
過去3年間、大きな流行がなかったことから、社会全体のインフルに対する集団免疫が低下しており、一旦感染が起こると社会全体として大きな流行となるおそれがあります。今シーズンは通常より早い時期からインフル罹患者が増加し、季節外れの流行も見られています。インフルについてはタミフルをはじめとした有効な治療薬もありますが、ワクチン接種により、発症予防効果とともに重症化防止効果が期待されます。今季も例年通りに、接種できない特別な理由のある方を除いてできるだけ多くの方にインフルエンザワクチンの積極的な接種が推奨されています。
当院においては高校生以上の方で、例年当院で接種を受けている方を優先させていただきます。ご予約の際には例年同様、必ず接種される各人のワクチンと接種時間枠を確保されますようにお願いいたします。予約なしで来院された場合にはワクチンの用意ができず接種はお受けできませんのでご了承ください。予約日に来院されなかった場合には、その予約はキャンセルさせていただきます。
予防接種の有効性について
インフルエンザ予防接種は発病や重症化の防止に有効であることが確認されています。６５歳以上では、予防接種を受けないでインフルにかかった人の1/3～1/2は、予防接種を受けていればインフルにかからずに済んだこと、また予防接種を受けないでインフルで死亡した人の８割程度は、予防接種を受けていれば死亡せずに済んだことが報告されています。
予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに２週間程度かかり
その効果が十分に持続する期間は約５か月間となっています。
より効果的に有効性を高めるには、インフルが流行する前の１２月中旬までに接種を受けておくことが必要です。ウイルスは毎年変化していきますが、その年の流行する型を予想しワクチンは流通されており、一般に１３歳以上の方(高齢者を含む）は１シーズンに１回の接種で効果があると言われています。
（2023/10/22 現在）