2021年 “風疹ゼロ“ プロジェクト宣言
- 毎年2月4日は風疹の日 !! -
新型コロナウイルス感染症が流行するなかですが、まだまだ不足していることが・・・
■ 40~50代の男性に強く訴えます!
■ 風疹抗体検査・第5期風疹定期接種のクーポン券を受け取った全ての方へ
〇風疹をゼロにするために検査を受けてください 。
〇また職場等で周囲の方は検査を受けられるよう配慮してください 。
■ 風疹抗体検査、予防接種(MRワクチン)が
〇特にこの世代に実施されるように皆さんの行動を求めます。
■ 新型コロナの流行が大きな話題となっていますが、わが国では
〇2019年~妊婦への風疹罹患のリスクをなくすための大切な対策が続いています
現在、40~50代の男性(*)へ風疹抗体検査のクーポン券が送付されていますが、
実施率はおおよそ17%に過ぎず、80%以上の方が検査を受けていません。
一人でも多くの方が風疹の抗体検査をうけて、風疹抗体の不足している方は予防接種
【麻しん風しん混合ワクチン】を受けてください。
(*)昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性
【該当する方には各自自体から風疹抗体検査の無料クーポンが配布されています】
風疹の免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染し、出生児が先天性風疹症候群(CRS)と総称される障害を引き起こす可能性があります。CRSの3大症状は先天性心疾患・難聴・白内障ですが、他にも、網膜症・肝脾腫・血小板減少・糖尿病・発育遅延・精神発達遅滞など多岐にわたります。
このため妊娠を予定する女性は必ず、風疹に対する免疫を獲得しておく必要があります。しかしながら、免疫の無い状態で妊娠してしまう事もあり、その場合は風疹にかからないことが大変重要になります。妊婦自身は不要不急の外出を避ける等で感染から身を守る事は可能ですが、風疹抗体価が低い同居家族がいる場合、その同居家族からの感染を防ぐことは困難となります。
かつて風疹は小児のうちに感染して自然に免疫を獲得することが通常でしたが、風疹ワクチンの接種歴が上がるにつれて自然に感染する人は少なくなっています。風疹ワクチン接種の歴史を見ると、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は1回もその機会はなく、十分な免疫を持たない人が多く存在します。さらにその後の風疹ワクチン接種歴の上昇とともに風疹患者が減り、風疹ウイルスに晒される機会も減少しています。このためワクチンを打っていても1回しか打っていない人は免疫が強化されず、時間の経過とともに徐々に免疫が弱まっていると考えられます。
自分がどの程度風疹に対する免疫を獲得しているのか・・・無料クーポンが届いている人は必ず検査を受けて、抗体価が低い事が判明した方は、妊婦とお腹の子どもを守る観点からも予防接種を受ける事をご検討ください。