あきば医院 寒河江市,寒河江駅 整形外科、内科、外科、皮膚科

 当院では、ニコチン中毒症状を緩和する薬や

生活指導を用いた禁煙のお手伝いをしております。

 

9/18現在、ニコチン中毒症状を緩和する薬(チャンピックスやニコチネルTTS)が
出荷制限のため入荷の見込みが立たず、禁煙外来は休止しております。

 

★禁煙外来の基本スケジュールは12週間・5回の診察です。

★禁煙することにより、ご自身の健康だけでなくご家族の健康にも影響があり、金銭面の節約にもなります。

★健康保険が適用されます。

                 

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★当院を始めて受診される方、または久しぶりの受診の方は通常の問診票のダウンロードもお願いいたします。

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※来院される際は予約をお取りになり、記入いただいた問診票をご持参いただいたほうがスムーズにご案内ができます。

お電話かインターネットにてご予約下さい。

【タバコの害について】

  タバコの煙には4000種類もの化学物質が含まれ、よく知られているものとしてはニコチン・タール・一酸化炭素が挙げられますが、その他にもヒ素、カドミウム、アセトンなど約200種類もの有害物質が含まれ、発がん性物質は50種類以上に上ります。

  そんな有害物質や発がん物質を自分の意志で口から直接吸い込めばどうなるかは想像に難くありません。タバコの害としては肺がんが有名ですが、実際には喫煙の影響は頭の先から足先までと全身多岐の臓器にわたります。その因果関係が科学的に十分証明されているものだけでも、脳卒中、歯周病、口腔がん、喉咽頭がん、食道がん、慢性閉塞性肺疾患、心筋梗塞、消化性潰瘍、胃がん、肝がん、すい臓がん、膀胱がん、腹部大動脈瘤、下肢動脈硬化症・・・と多くの疾患が挙げられます。

 タバコ1本で約5分間寿命が縮むとも言われ、事実タバコを吸う人は吸わない人よりも10年も寿命が短くなるのです。

                                              

 

【受動喫煙について】

  タバコに含まれる有害物質や発がん物質は、あなたの健康を奪い、寿命を縮めることになりますが、実は家族や友人、職場の同僚など、あなたの大切な人の健康も奪います。

  タバコの煙には、タバコを吸う人が直接吸い込む「主流煙」と、火のついた先から立ち上る「副流煙」に分かれます。副流煙には主流煙と同じく体に有害な成分が含まれていて、ニコチン、タール、一酸化炭素などの成分量は主流煙よりも多いといわれています。

  この副流煙を、自分の意思とは関係なく吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。受動喫煙にさらされると、がんや脳卒中、虚血性心疾患、呼吸器疾患などのさまざまな病気のリスクが高くなり、さらには妊婦や赤ちゃんにも悪影響を及ぼすことがわかっています。

 

【禁煙によりすぐに現れる効果】

  「長年タバコを吸っているから、今さら禁煙しても変わらない」と誤解していませんか?そんなことはありません。タバコをやめた時点から、さまざまな効果を実感できます。

  たとえば、タバコをやめた直後から、家族や周囲の人が受動喫煙を受けるリスクがなくなります。また、衣服や部屋、車にタバコのにおいがつくこともなくなり、周囲が不快に感じることもなくなります。タバコをやめて数日後には、味覚や嗅覚が鋭敏になり、食べ物をおいしく感じるようになります。そのほかにも、目覚めがさわやかになったり、肌の調子がよくなる、口臭がなくなるなど、日常生活の中で効果を実感できます。

 

【禁煙による長期効果】

  禁煙を続けることができれば、タバコでダメージを受けた体も健康に近づいていきます。

  禁煙を1ヶ月続けると、咳やたん、喘鳴などの呼吸器の症状が改善します。呼吸器の機能は禁煙の継続とともにさらに良くなっていき、1年後には、慢性閉塞性肺疾患患者さんの肺の機能に改善がみられます。

  禁煙期間が2~4年もすれば、狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気のリスクが、タバコを吸う人と比べて著しく低下します。

  10年を経過すると、がんのリスクも低下します。10~15経つと、咽頭がんのリスクが、タバコを吸う人と比べて60%も低下します。また、10~19年で、肺がんのリスクが、タバコを吸う人と比べて70%も低下します。さらに、20年で口腔がんのリスクが、タバコを吸わない人と同レベルになります。

  このように、禁煙の生活が長くなればなるほど、タバコを吸わない人と同じ健康状態に近づきます。禁煙が遅いということはありません。喫煙生活を見直してみましょう。

 

【ニコチン依存症】

  さて実際に禁煙しようと思ってもその成功率は決して高いものではありません。「タバコの害を認識して、今度こそ絶対にタバコをやめる!」と決意しながら、また吸ってしまうことが多いのです。これは自分の意志が弱いからでしょうか? いいえ、実はニコチンのもつ依存性が原因なのです。

  ではどのようにしてニコチン依存症になるのでしょうか。

  タバコを吸うと、ニコチンは脳にあるニコチン受容体に結合します。すると、快感を生じさせる物質(ドパミン)が大量に放出され、喫煙者は快感を味わうことができます。これが、「タバコを吸うと落ち着く」「ホッとする」といった効用が得られるしくみです。しかし、30分もすると体内のニコチンが切れて、反対にイライラする、落ち着かないなどの離脱症状(禁断症状)があらわれます。そして、その離脱症状を解消するために、またタバコを吸うようになり、そうしてニコチン依存症になっていきます。

  こうなると、タバコをやめたいと思っても、やめるのが困難になります。ニコチン依存症から抜け出すのは、ヘロインやコカインをやめるのと同じくらい難しいといわれています。禁煙が難しいのは、ニコチン依存症によるものですから、自分の意志の力だけで乗り越えられないのも当然といえるでしょう。

 

【禁煙外来】

  「タバコをやめようと思っても、禁煙治療を受ければ、結局のところ出費が増える」と誤解している人はいませんか?

  今は、病院で健康保険等※1を使って禁煙治療を受けることができます。自己負担3割として、8~12週間で13,000円~20,000円程度です(処方薬によって異なります)。タバコを1日1箱吸う人の8~12週間にかかるタバコ代が、24,000~36,000円ですから、禁煙治療の自己負担額は、タバコ代の約1/2ですみます。 1人じゃ無理でも、医師と一緒に禁煙できて、しかもタバコ代よりも安いとなれば、禁煙にトライするのもいいなと思ってきませんか?

  禁煙は、自分一人ではなかなか達成できません。病院のサポートを受けながら、禁煙を続けてみませんか?以下の条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療ができます。

  ①ニコチン依存症の判定テストが5点以上

  ②35歳以上の者については、1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上であること

  ③ただちに禁煙を始めたいと思っている

  ④禁煙治療を受けることを文書で同意している

  なお過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合で、再喫煙をしてしまっても、もう一度、挑戦できますが、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、自由診療となります。

 

【禁煙補助薬とは】

  禁煙する際には禁煙をサポートしてくれる禁煙補助薬を使う方法があります。禁煙補助薬には、「ニコチン製剤」と「ニコチンを含まない薬」があります。禁煙のための補助薬を使うことで、ニコチン切れの離脱症状があらわれにくくなり、禁煙を続けやすくなります。

  ニコチン製剤は、口の中の粘膜や皮膚からニコチンが少しずつ吸収されることで、禁煙初期にあらわれるニコチン切れの症状(離脱症状)を軽減して、禁煙をサポートします。ニコチン製剤には、ニコチンガムとニコチンパッチ(貼り薬)があります。ニコチンガムは、薬局で購入することができ、ニコチンパッチは医師によって処方されるものと、薬局で買えるものがあります。

  ニコチンを含まない薬とは、ニコチン切れ症状を軽くするだけでなく、タバコをおいしいと感じにくくする作用のある飲み薬で、医師の処方が必要です。また、「服用中は自動車運転や機械操作などを行わない」などの注 意事項があります。

  

【禁煙外来のスケジュール】

  健康保険等を使った禁煙治療の流れをみてみましょう。禁煙治療は12週間が基本です。その間に、診察を5回受けることになります。

★各診察では、喫煙(禁煙)状況の確認やアドバイス、禁煙補助薬の処方のほか、息に含まれるタバコの有害物質である一酸化炭素の濃度を測定し、改善されたかどうかの確認をしながら吸いたい気持ちを和らげて禁煙していくお手伝いをいたします。

  中には「1度、診察を受けたから、あとは自分の力で禁煙できる」と、途中で受診をやめる人がいますが、そうした人の禁煙成功率は低いことがわかっています。5回の診察をすべて受けた人と、診察を中断した人の禁煙成功率を比べた調査があります。すべての診察を受けた人では、約50%が禁煙を続けており、2人に1人が禁煙に成功しています。一方、初回の診察で中断してしまった人で、禁煙が続いているのは、わずか4.7%でした。

  一人で禁煙するのは非常に難しいことです。ぜひ、医師と一緒に、12週間の禁煙治療を最後まで受けましょう。