巻き爪について
巻き爪の矯正について
巻き爪とは爪の横方向の弯曲が強くなっている状態で、足の親指に起こることが多いですが、
他の指にも生じることがあります。過度の弯曲になると指の肉を挟む形となり痛みが発生します。
なお爪の辺縁が皮膚に食い込んで炎症を起こした状態は陥入爪と呼ばれています。
陥入爪はきつい靴や不適切な爪切り(深爪)が原因となることが多く、爪の弯曲が強くなくても生じます。
化膿して肉芽腫を伴うようになると、一般的には外科的処置が必要となります。
当院では感染や肉芽腫を伴わない巻爪に対し、形状記憶合金のマチワイヤーによる矯正を行っています。
(程度の軽い陥入爪に対しても適応となることがあります)
これは超弾性ワイヤーの真直ぐに戻ろうとする力を使い、爪を平らな状態へと矯正する方法で、
矯正力は数か月持続するため、重度の巻爪に対しても有効です。
【治療法】
爪が伸びている先端の白い部分を2ヶ所穿孔して超弾性ワイヤーを通し、
超弾性ワイヤーが真直ぐに戻ろうとする力で徐々に爪を平らにしていきます。
爪を切っても痛みがないのと同様に、爪に穿孔する際にも痛みはないので、
施術は無麻酔で可能です。(10分程度)。
ワイヤー設置後は、通常通り入浴やスポーツも可能ですが、
ワイヤーの先端が引っ掛からないように保護する必要があります。
R5年6月より、巻き爪マイスターの使用も行っています。
基本的な原理は一緒ですが、爪の角にワイヤーの爪を引っ掛ける様に取り付けるため、爪への穿孔が不要です。
また希望によりネイルゲル(一時的に爪を柔らかくして矯正し易くし、その後爪が再び硬くなることで矯正位を保つ作用があります。)を併用すると
より短時間で矯正でき、再発が少なくなります。
【料金】
保険適用外の治療となります。
超弾性ワイヤー4,400円/本 or 巻き爪マイスター5,500円/本
ネイルゲル4,400円/本
処置料1趾につき2,200円。
上記の他に初診料もしくは再診料がかかります。
※一回の処置で矯正不十分な場合は、2~3回とワイヤーの入れ直しが必要です。